南 原 繁 研 究 会

The Society for Nambara Shigeru Studies



今年開催予定のシンポジウム



第11回 南原繁シンポジウム

南原繁と平和
-現代へのメッセージ-






 南原繁にとって「平和」は極めて重要な意味をもっていた。まず、それは、南原の政治哲学の理論的な支柱をなしていた。その政治哲学において、「永久平和」を実質とする「正義」が政治における「最高善」の位置を与えられていたからである。しかも、この政治価値としての「正義」すなわち「永久平和」は、すべての国家が実現に努力すべき実践的な理念でもあった。南原が、戦後の冷戦下に、普遍的な「正義」としての「永久平和」が支配する一つの世界を求めて、日本に全戦勝国との全面講和の締結を求めたのはそのためであった。このように、南原にとって、「平和」が理論的にも実践的にも切実な意味をもっていたことが、今年度「南原繁と平和」を共通テーマとした理由に他ならない。しかも、南原の「平和」観を振り返ってみることは、この国の今を批判的に照射することに役立つであろう。現在、従来の憲法解釈を変更して日本を再び戦争ができる国にしようとする動きが強まっているからである。
 こうした視点から企画された今年度のシンポジウムの第一部では平和の政治思想史研究の第一人者である千葉 眞 国際基督教大学教授に基調講演を、続く第二部では若手研究者に南原繁、丸山真男の平和思想に関する報告をお願いすることにした。多くの方々が参加して下さることに期待したい。





 プログラムのご案内


開会(13:00)
 

 朗  読   南原繁の文章から  元TBSアナウンサー 宇野淑子
 開会挨拶  南原繁研究会代表 加藤 節

第1部 講演(13:15〜14:15)

  「南原繁の平和思想-その特質と今日的意義-」

                国際基督教大学教授 千葉 眞



第2部 パネル・ディスカッション(14:30〜16:40)

  パネルディスカッション 「南原繁と丸山真男−平和をめぐって−」

  コーディネーター    東京大学出版会  竹中英俊

  「南原政治哲学における平和論−地の国における平和の実現−」
                千葉大学法政経学部非常勤講師  宮崎文彦

  「南原繁の『世界秩序』構想−戦前・戦中・戦後−」
                成蹊大学非常勤講師  川口雄一

  「丸山真男と『平和の条件』−戦後日本における『平和主義』再考−」
                名古屋大学大学院研究生  大園 誠

  「南原・ニーバー・丸山−平和と正義と強制力との関係をめぐって−」
                 国際基督教大学研究員  柴田真希都



閉会挨拶(16:40)  順天堂大学教授 樋野興夫




 日時:2014年11月3日(月・文化の日) 13:00〜16:50 [開場12:30]
 場所:学士会館 202号室 (東京都千代田区神田錦町 3-28)
      電話 03−3292−5936
 参加費:1000円
 主催:南原繁研究会(代表 加藤 節 成蹊大学名誉教授)
 後援:岩波書店、学士会、東京大学出版会、公共哲学ネットワーク
 協賛:赤澤記念財団







シンポジウムへの参加申し込み方法

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