1889(明治22)年 9月5日、香川県大川郡相生村に生まれる。
1899(明治32)年 相生尋常小学校卒業。
1901(明治34)年 大川郡教員養成所入所。
(翌年、小学校準教員検定試験に合格。)
1907(明治40)年 3月、香川県立大川中学校卒業。
7月、第一高等学校入学(新渡戸稲造校長)。
1910(明治43)年 6月、第一高等学校卒業。
7月、東京帝国大学法科大学政治学科入学。
1911(明治44)年 内村鑑三の聖書講義に加わる。
1914(大正 3)年 7月、東京帝国大学法科大学政治学科卒業。
12月、内務省に奉職。
1917(大正 6)年 富山県射水郡長。
郡立「農業公民学校」創設を立案。
1921(大正10)年 内務省を辞し、東京帝国大学助教授に就任。
英・独・仏に留学( 〜1924年)
1925(大正14)年 東京帝国大学教授。政治学史の講義を始める。
1942(昭和17)年 『国家と宗教』出版。
1945(昭和20)年 3月、東京帝国大学法学部長。法学部教授とともに終戦工作。
8月15日、敗戦。
12月、東京帝国大学総長に就任。
1946(昭和21)年 貴族院議員に勅選。
日本国憲法草案審議に参加。
教育刷新委員会副委員長。
1947(昭和22)年 教育刷新委員会委員長。
(戦後教育改革の中心的役割を果たす。)
1948(昭和23)年 歌集『形相』出版。
1949(昭和24)年 東京大学総長に再選。
被占領国に関する全米教育会議に出席。
1951(昭和26)年 東京大学総長を退く。
1959(昭和34)年 『フィヒテの政治哲学』出版。
1962(昭和37)年 『政治理論史』出版。
1964(昭和39)年 学士会 第4代理事長に就任。
1969(昭和44)年 日本学士院 第9代院長に就任。
1972(昭和47)年 『南原繁著作集』全10巻刊行開始( 〜1973年)。
(著作集第5巻として『政治哲学序説』を初刊行。)
1974(昭和49)年 勲一等旭日大綬章。
5月19日、永眠(84歳)。
『国家と宗教』、1942年、岩波書店、初版本